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3月11日 [その他日記]

バロのお散歩から帰ってきて
手を洗ったりして一息ついたとき、
地震が来ました。

最初は何か分からなかったのですが
次第にぐらーんぐらーんと大きく横に揺れだしました。
うちは鉄筋アパートの最上階の4階です。

とっさにとった行動は、
バロが動き回って落ちてきたものなどで怪我をしないよう
リードを装着することでした。
そしてぎゅっと抱っこして座ってるしか
できませんでした。

自分の予想よりもずっと長く揺れ続けています。
こんな大きな揺れも初めてです。

何も倒れたりばらばら落ちたりということはありませんでした。
後で確認したら、立てかけておいた絵が床に落ちていたのと、
ぬいぐるみがふたつ、落ちていました。

テレビをつけようとするとつきません。
状況が分からずコンセントを確かめたりひとしきりして、
停電してるんだということに気づきました。
電話の明かりも消えています。

うちのアパートだけ停電なんだ。
そんな風に思ってました。

偶然テレビ脇に置いておいたラジオをつけると、
停電していることを知りました。
窓から外を見ると、信号機も消えています。

外にはいたって普通に歩いている人が数人で、
家から出ているひとも二人くらい。
慌てている感じが全然みられません。
事態がそんなに大変だとはこの時点でまだ
わかっていませんでした。

うちは神奈川県東部、でしょうか。
海はさほど遠くは無いですが、いわゆる山のほうなので
津波は大丈夫かな、と思いました。

なんとなく蛇口をひねると
水は出ませんでした。 断水です。
それもうちだけだと思っていました。

ベランダのめだかっちの鉢の水がこぼれていました。
めだかっちは無事?!とあわてて確認すると、ちゃんと
いました。
DSC_0655.jpg

しばらくは座り込んでラジオを聴いていました。
DSC_0660.jpg

偶然パックで買い置きの電池もあり、安心して電池でラジオを
聞いたり、携帯を簡易充電器で充電できたりしました。
ぐるぐるハンドル回すタイプも用意してありましたが
あまり気力はなく、こういうときはすぐに聞ける電池だと助かるなと
思ったりしました。

簡易充電器は去年入院したときに病院のコンビニで買ったものです。
こんなところで役にたつとは・・・

そうこうしていると、バロが「寝たいから毛布をひいて~」の
催促をしてきました。お散歩帰りだから眠いのでしょうが
不思議なくらいマイペース・・・

そして30分くらいしてまた大きな揺れがきました。

そんななか、なんとバロはいびきをかいて
寝ていました。
DSC_0659.jpg


すいちゃんも寝てました・・・
DSC_0657.jpg


そんな姿を見て落ち着いてきました。

聞きなれない電話の呼び鈴が鳴りました。
停電のはずなのに?
受話器を取ると、なんと都内で仕事中のやまたくでした。

なんで?なんで?と信じられないでいると
こういうときは停電でも電話通じるんだよ、と
教えてくれました。
ドコモの携帯からかけてきたそうです。
ソフトバンクは通じず。
わたしのソフトバンクも「圏外」になったり、
まったく通じてませんでした。
(16日追加:ブログを見たやまたくより指摘をいただきました。
普通の電話は災害時だけでなく停電の時は
使えるんだと。不思議だ。)

今日は屋根のあるところでとどまってく予定だという
話などが出来ました。

この電話で、ものすごくほっとできたのを覚えています。

少し落ち着くと、
停電と断水はいつまで続くんだろう・・・
日が暮れる前にろうそくや非常用バッグ、
バロの食料やごみばこなど、
手の届くところに置くことにしました。

食料、どれくらい用意しておいたらいいんだろう・・・
ちょうどおかし箱がすっからかんの日だったからです。
不安になり、まだ明るいうちに
様子を見るためにも駅前の商店街方面へ
自転車を飛ばしました。

信号が全部止まっています。
でも、交通整理の人がいない場所でも、ちゃんと事故もなく
車や自転車が走ってるところはすごいなあと感心しました。

駅前商店街のあたりは軒並み店を閉め始めています。
人もたくさんです。
そうか、うちは駅からすごい離れた山のほうだから
もともと人がいないんだな・・

スーパーは張り紙がしてあり閉まっていました。
お店の中は真っ暗です。

自販機も動いてないようでした。
あとコインパーキングでロックがはずせず車を出せないようで
した。

個人商店が開いていたのですがお水やカップ麺が無いようでした。
甘いものは大切!と、わたしはおかしとカステラなど補充することにしました。

コンビニを通りかかると暗い店内をすごい人がいます。
水、カップ麺、パンがなく、仕方なくロックアイスを
買っている人がいました。

うちには非常用にペットボトルの水と、冷蔵庫にお茶の
ペットボトルなどもあったので、無理して買うことはしませんでした。

完全に日が落ちる前に後で動きまわらないように準備。
リビングにおふとんを早々ひいて、寒さ対策でくるまってました。

ラジオをつけっぱなしでうとうとしてしまっていると・・・

とつぜん電話がなりました。
なにが鳴っているのか一瞬分からなかったのですが
千葉のおばさんから電話が!
(16日追加:そうそう、この電話、21時ちょうどくらいだった。
いつ頃停電復活したのでしょうか・・・)

電話機の液晶画面も点灯しています。
やっと停電がなおったことに気づき、
電話機上のスイッチを押し、点灯。
こころまでぱあっと明るくなる気がしました。

おばさんもおばあちゃんも無事だと聞いてほっとしました。
ただ赤水が出たと言っていました。
電話を切り、わたしも蛇口をひねると普段どおりの水が出てきました。

テレビを点けると、地震の事態をようやく目の当たりにすることになりました。

夜中に突然鍵が開く音がしてびっくりして飛び起きると、
都内で留まる予定だったやまたくが帰ってきました。
帰路の半分を歩き、半分をタクシーで帰ってきました。
今では帰ってきたのが何時ごろだったか覚えていませんが、
「タクシー捕まえたから帰るよ」のメールが午前二時ごろでした。

留まるとは言っていたものの、もしかしたら帰ってくるかも・・・と
チェーンを外しておいてよかった・・・

こちらの方までくると、中継で見ていたような車の混雑は
さほどなかったとのことでした。
偶然タクシーが捕まったとのことでした。

こんなに早く会えないと思っていたのですごく嬉しかったです。
ひとつのおふとんでやまたくとバロとわたし、枕元にはすい坊、
家族4人そろって眠りに付きました。
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コメント 3

はと

さとるさん、御家族皆ご無事でなによりです。よかった…
怖ろしい揺れでしたね…
しばらくは予断を許さない状態が続きそうで、
お互い不安だと思いますが、
頑張りましょうね、私もびくびくしながらですが職場通い頑張ります!

by はと (2011-03-16 16:10) 

さとる

tabbycatさん、niceありがとうございます!
by さとる (2011-03-16 18:41) 

さとる

はとさん、こんにちは!
昨日、ブログ拝見したのですがコメントもせずに失礼しました。
これからおじゃましてコメントさせていただきます。
by さとる (2011-03-16 18:43) 

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